家の周りをフェンスやブロック塀でもなく「生垣にしてみたい!」と考えている方は多いでしょう。
- 生垣にすると「手入れが大変そう!」
- 生垣にするならどんなのがいい?
生垣にすることをためらっている方の話もよく耳にします。
ご存じのように、生垣は美観的な役割の他に防犯の役割も果たします。
- どのような樹木を選べばいいかわかる
- 手間のかからない生垣の種類がわかる
生垣を作る際の参考にしてください。
手間のかからない生垣に最適な樹木の選び方

生垣として樹木を選ぶ際に注意しなければならないことがあります。
見た目が美しいとか、豪華で華やかだと言うだけで選んでしまうと大失敗をします。
生垣の樹木として選ぶ際は、植樹後に手間のかからないことが最大の判断材料です。
手間のかからないかどうかの判断材料は次のようなものです。
- 生長のスピードが緩やか
- 大木にならない
- 害虫がつきにくい
- 土壌に合ったものを選ぶ
- 乾燥に強い
生長のスピードが緩やか
樹木を選ぶ際の大きなポイントとなるのが、樹木の生長のスピードです。
植樹後に枝葉が急に伸びてすぐにでも手入れが必要になるような樹木を選ぶのは避けましょう。
生垣の伸びた枝場を放置しておくと
- 景観が悪くなる
- 通行の邪魔になる
- 隣近所の住民に迷惑がかかる
こういったことから定期的な剪定が必要です。
生長が緩やかで、剪定して一度形を整えれば、その状態を長くキープできるような樹木が生垣としては最適です。
大木にならない
生垣は一度作り上げてしまうとなかなか作り変えられないものです。
生垣に植樹した樹木も同じです。
生垣として、失敗の多いのが、生長して大木になるものを選ぶことです。
生垣の樹木を選ぶ際は、その木がどのような品種でどこまで大きくなるのかについて理解した上で選びましょう。
植樹する際は、小さなものでも大きく生長して大木になるものもありますから注意しましょう。
害虫がつきにくい
生垣の樹木にとって害虫は天敵です。
害虫が付いてしまうと芽吹いた樹木の若葉が食い散らかされ生長を妨げます。
害虫が付いたまま放置しておくと、
- 樹木が枯れてしまう
- 土壌や周辺の樹木まで影響を及ぼしてしまう
こういったことに注意が必要です。
樹木を選ぶ際は、できるだけ害虫の付きにくいものを選びましょう。
土壌に合ったものを選ぶ
樹木を選ぶ際は、土壌の特性に合ったものを選びましょう。
土壌は、酸性度の強いものもあればアルカリ性の強い土壌もあります。
植物には、酸性土を好むものもあれば、アルカリ性土を好むものもあります。
土壌の特性に合わない樹木は、
- 生長が止まる
- 枯れてしまう
このあたりの注意が必要です。
生垣を作る場所の土壌がどんな特性かを調べてから樹木は選びましょう。
乾燥に強い
樹木を選ぶ際の条件として乾燥に強いこともポイントの一つです。
幼木の時は水やりも必要ですが、生長が始まると基本的に水やりは必要がなく自然の雨だけで育ちます。
しかし、樹木の中には乾燥に弱い品種もあります。
水やりの手間がかからないような、乾燥に強い品種を選びましょう。
【洋風】手間のかからない生垣におすすめな樹木3選

生垣の樹木を選ぶ際には、洋風づくりの家か、和風づくりの家かによっても樹木の選び方が異なってきます。
もちろん手間のかからないことが条件です。
洋風づくりの家には、次のような品種がおすすめです。
- オウゴンマサキ
- トキワマンサク
- フィリフェラオーレア
オウゴンマサキ
オウゴンマサキは次のような特徴のある樹木です。
- 乾燥に強い
- 生育は早い
新芽は鮮やかな黄色で夏に向けて緑色に変わっていく特徴があります。
名前のとおりに黄金を思わせるようで、洋風づくりの家の生垣にはお似合いです。
春先には、ミノウスバという毛虫が付くことがありますが人には害はありません。
害虫駆除の消毒は必要です。
トキワマンサク
トキワマンサクは次のような特徴のある樹木です。
- 桃色の花がつき葉っぱまであざやか
- 乾燥には強い
- 害虫も付きにくい
おしゃれな樹木で、手間のかからない品種です。
おしゃれな洋風の生垣にお似合いです。
生長は比較的に早いので若木の頃から枝場のカットが必要があります。
フィリフェラオーレア
フィリフェラオーレアは次のような特徴のある樹木です。
- 黄色い細長い枝が垂れさがる
- 乾燥に強い
- 害虫が付かない
レンガづくりの塀からしなやかに垂れ下がる風情は、洋風づくりの家によくマッチしてお似合いです。
生長もそれほど早くないために、剪定などの作業も少なくてすみます。
【和風】手間のかからない生垣におすすめな樹木3選

和風づくりお似合いで、手間のかからない樹木では次のような品種がおすすめです。
- ギンモクセイ
- トキワマンサク
- イチイ(ノキ)
ギンモクセイ
ギンモクセイは、白い花を咲かせる品種です。
- 生長は緩やか
- 害虫は付きにくい
キンモクセイの黄色の花とはまた違った雰囲気があって、和風づくりの生垣にはお似合いです。

放置しておくと大きな樹木となります。
反対に、頻繁に選定すると樹木が弱ってしまいます。
花粉は飛びますので花粉アレルギーの人は注意が必要です。
水やりや消毒の手間はほとんどかかりません。
マキノキ
マキノキは生垣づくりにもっとも用いられる品種の一つです。
- 生長は緩やか
- 害虫は付きにくい
和風づくりの家によくお似合いの樹木ですから、生垣として人気の高い品種です。
樹木には、イヌマキやラカンマキといった品種がありますがどちらも人気の樹木です。

害虫がつきにくく生長は緩やかですが毎年の剪定は必要です。
きれいに剪定し樹形を整えると、整然とした雰囲気を醸し出すために剪定にも熱が入ります。
育てやすく、剪定以外は手入れの必要もありません。
イチイ(ノキ)
イチイ、別名ノキとも呼ばれる樹木です。
この樹木は、主に関東よりも北の地方で生垣として採用されている品種です。
- 寒さにも強い
- 秋になると小さな赤い実を付ける
- 生長は緩やか
- 害虫は付きにくい
和風づくりの家の生垣にはお似合いの樹木です。

害虫もつきにくく、生長も緩やかなので手入れも手間もいりません。
ただ、樹勢を保つために剪定は必要です。
【安さ重視】手間のかからない生垣におすすめな樹木3選
手間がかからず、安さを重視するなら次の樹木がおすすめです。
- ベニカナメモチ
- マサキ
- マキノキ
ベニカナメモチ
ベニカナメモチは和風にも洋風にも生垣としてお似合いの樹木です。
樹木の単価も安く、人気も高く、生垣に採用する人も多く見られます。
新芽が芽吹くと赤一色に染まって華やかです。

生長は緩やかなので手間もかかりません。
ただ樹形を整えるために剪定は必要です。
若芽が出る頃には、イガラという害虫が付きやすいので消毒が必要な場合もあります。
マサキ
マサキも生垣の樹木として多く用いられています。
樹木の単価も安く、生垣用として多くのひとから喜ばれています。
若葉は黄緑色の鮮やかな葉っぱが特徴です。

樹勢がいいので生長は早いです。
乾燥にも強く育てやすい樹木です。
夏頃にミノウスバという毛虫が付くことがあるので必要な場合もあります。
マキノキ
マキノキは前項でも紹介しましたが、樹木としての単価も安く、生垣用の樹木としては多くの人に人気のあるものです。
育てやすく、敷地の周りの樹木としてよく採用されています。
イヌマキ、ラカンマキの品種がありますがどちらも人気のある品種です。
樹形を整えれば、一段と美しさが引き立つために剪定も熱が入ります。
まとめ:手間のかからない生垣にするには?安さ重視のおすすめの木3種類
今回は手間のかからない生垣にするには!おすすめの木の種類について紹介してきました。
生垣用の樹木選びには、手間のかからない、景観が良いこと、害虫がつきにくい、安く手に入るなどそれぞれの条件があることでしょう。
ただ、すべての条件をクリアすることは無理な話です。
ご自宅の生垣に合ったものを、自分の目で探して満足のいく樹木を選ぶことをおすすめします。

