新築の際に外構工事もお願いする場合、「費用はローンに組み込む」と考える方が多いでしょう。
- 外構工事で使えるローンってどんなのがあるの?
- 借りるならどれがいいの?
こういった方のために記事を書きました!
住宅に関するローンというと住宅ローンですが、外構工事に使えないローンもあります。
外構工事が適用できるローンについて知らないままだと「ローンが組めないと工事できない/費用が払えない」などの最悪なパターンになる可能性もあります。
外構工事で使えるローンは知っておくことが重要です。
- ローンの種類やメリットデメリットがわかる
- どのローンにするか判断できる
参考になれば嬉しいです。
外構工事で使えるローンは3種類!

冒頭で、外構・エクステリア工事にはローンが使えるとお伝えしましたが、ローンにもいくつか種類があります。
外構工事で使えるローンは3種類あります。
- 住宅ローン
- リフォームローン
- カードローン
3種類のローンの金利・審査・メリット・デメリットを紹介します。
住宅ローンの金利について
住宅ローンの金利・審査・メリット・デメリットについて紹介します。
住宅ローンの金利は3つあります。
- 変動金利型
- 全期間固定金利型
- 固定期間選択型
変動金利型
6ヶ月間ごとに金利が変化するタイプで、金利が変化するごとに金利が変わるだけで返済額は変わりません。
他の金利タイプと異なり低めに金利設定されています。
住宅ローンを組む際に選ばれることが多いタイプです。
ただ、6ヶ月ごとに金利が変動するので金利額が上がればその分支払う利息も増えるので要注意です。
金利の相場では、新規/借り換えで0.4%前後となります。
全期間固定金利型
ローン完済まで金利が一定のタイプで、金利・返済額が払い終わるまで変わりません。
一般的に返済期間は20~35年ですが、一定の範囲内であれば返済期間を自由に選ぶことができます。
金利・返済額は変わりませんが元の金利は高く設定されています。
金利・返済額が変わる事がないのでローン返済を含めた将来の計画を立てやすいと思います。
金利の相場では、新規で1.0〜1.5%程度、借り換えで1.3%程度となります。
固定期間選択型
2年・3年・5年・10年など一定期間のみ金利を固定する期間を選ぶことができるタイプで、選択した期間内は、金利・返済額は変わりません。
金利は、全期間固定金利型より低く設定されています。
一定期間のみ金利額を固定できるゆえに期間終了後は、金利相場の影響を受けやすいので変動により返済額が増える可能性があります。
金利の変動に対応できるように貯蓄など金銭面での大きな余裕が必要となりますね。
金利の相場は、新規で0.8〜0.9%程度、借り換えで1.0%程度です。
住宅ローンの審査について
住宅ローンの審査基準は、金融機関によって異なり詳しい内容は公表されていませんが、一般的な審査項目が公表されています。
- 年齢:借入時に18歳以上70歳の誕生日まで、完済時に80歳の誕生日まで
- 健康状態:団体信用生命保険に加入できる状態
- 国籍:日本国籍か永住許可等を受けている日本国籍以外の方
- 勤続年数:退社・転職なく連続就業1年以上
- 雇用形態:正社員か契約社員 など
これらの審査項目を含めて他のローンより住宅ローンの審査は厳しいです。
特にこの5つの項目は審査をする上で重要項目となっています。
審査が厳しいゆえに以下の理由で審査が通らない事があります。
審査が通らない理由
年収に対して返済額が高すぎると審査が通りません。住宅ローンを申請する場合、年収より高い金額での申し込みはNGです。
住宅ローンの審査項目にある年齢条件で借入時の年齢が「18歳以上70歳まで、完済時に80歳の誕生日まで」となっています。
そのため、完済時に80歳以上となっている時点でアウトです。定年後はよほどの貯蓄や安定して定期収入・年金などでなければ審査は通りにくいです。
健康に問題があると住宅ローンを完済できない可能性が高いので、申請者には必ず団体信用生命保険に加入することを条件としています。
健康に問題があったら審査は通りません。
ローンやカード支払いが遅れたり返済不可能などブラックリスト入りしている方は金融機関に共有されています。
そのため、審査時に金融事故歴がないか確認するので金融事故歴がある方は通りません。
金融機関側も最後まで完済できる方のみを選ぶので転職歴が複数回あったり、転職後間もない場合、収入が安定していなかったり返済できる年収でないと審査は通りにくいです。
そのため勤続年数や安定した収入を金融機関は重要視します。
審査が通りやすい方の特徴
住宅ローンの返済期間は長いので、安定した収入が大事です。勤続年数も会社員と自営業で基準が異なります。
会社員の場合:勤続年数1~2年以上
自営業の場合:最低2年以上
これらは最低年数で長ければ長いほど審査も通りやすくなります。逆に転職やフリーターなどの勤続年数が1年以上持たない方は通りにくいです。
最低でも年収が200~300万円程なければ審査は通らないでしょう。年収が高ければ高いほど審査も有利になります。公務員や大企業など収入の減少がない職業だと通りやすいですね。
ただ「最低年収だけど以下じゃないから審査通るでしょ!」と思う方もいるかもしれませんが、あくまで最低基準であり必ず審査が通るとは限りません。
例え審査に通ったとしても借入金額が減額される可能性もあるので、年収に見合った借入金額でローン申し込みした方が良いです。
健康に問題があると最後まで支払えなくなる可能性が高いので健康に問題がある方はNGです。
そのため、念のために利用時に保険として団体信用生命保険に加入することを条件としているほどですから、定期的な健診など日頃から健康を意識しておくことが大事です。
年収に見合わない借入金額で設定してもスムーズに返済ができないのが目に見えているので、返済額が年収に見合う範囲内に設定する事が重要です。
無理なく余裕を持った範囲内で借入金額であれば審査も通りやすいです。
借入金額を決める際は、金融機関のホームページなどで住宅ローンの借入可能額をシミュレーションできるので申し込み前に一度シミュレーションした方が将来の計画も立てやすいでしょう。
住宅ローンのメリット
金利が低い
- 変動金利型:新規/借り換えで0.4%前後
- 全期間固定金利型:新規で1.0〜1.5%程度、借り換えで1.3%程度
- 固定期間選択型:新規で0.8〜0.9%程度、借り換えで1.0%程度
住宅ローンは他のローンより金利が低いので、自分のライフスタイルに合った金利型を選べます。
新築で外構工事も行う場合は、新築のローン費用と外構工事費用を含めてどの金利型にするかしっかりと考えた方が良いです。
他のローンより金利が低いとはいえ、金利の変動により高い金利を支払う可能性もあるので要注意です。
返済不能を回避できる
借入名義人が返済不能になった場合、団体信用生命保険の保険金でローンの残り額を支払えます。
一家の収入源である夫が名義人になる事がほとんどなので、その夫が死亡などでローンの支払いができなくなっても残された家族はローンの返済することなく家に住み続けることができます。
名義人家族も金融機関も損する事がないので、団体信用生命保険の加入はしておいた方が良いです。
住宅ローン控除による減税
住宅ローン利用で持ち家を所有している場合、規定の金額が所得税額から控除されます。
ローン利用者誰もが控除対象とされるのではなく、所有している住宅の床面積や金融機関の下限など様々な条件を満たしていると控除対象として適用されます。
資金を確保できる
無理のない範囲でのローン返済であれば、残りの収入を生活費や貯金に回すなどの資金を確保する事ができます。
住宅ローンのデメリット
利息により返済額が高くなる
住宅ローンは利息が発生するので、借入金額に利息分がプラスされた金額を支払っていかなければなりません。
利息が高ければその分返済額も高くなるので、高額になることも考えて無理のない返済金額の設定をしましょう。
金利上昇により返済額が高くなる
金利は変動を受けやすいので上昇により返済額が高くなる可能性もあります。
金利上昇の可能性も含めて自分に適した住宅ローンの金利型を選びましょう。
収入減少による滞納
住宅ローンの返済期間は一般的に20~35年と長いので、リストラや死亡・病気など様々な理由で収入が減少し支払いを滞納する可能性もあります。
名義人の死亡などで支払いが困難になった場合は、団体信用生命保険で賄えますが、滞納期間が長いと金融機関は家を担保として競売にかけて不足分を補います。
そうなると住む場所もなくなるので生活を立て直そうにもできなくなるので、収入減少によるリスクを知っておいた方が良いです。
次は、リフォームローンの金利・審査・メリット・デメリットについて紹介します。
リフォームローンの金利について
リフォームローンには、2種類の金利タイプと2種類のリフォームローンタイプがあります。
金利タイプは、住宅ローンと同じ「変動金利型」「全期間選択型」、ローンタイプは「無担保型」と「有担保型」があります。
- 担保が不要
- 金利相場:約2〜5%
- 返済期間:約10〜15年
- 審査:厳しくない
- 借入金額:約500〜1000万円
- 担保あり
- 金利相場:約1〜2%
- 返済期間:約30〜35年
- 審査:厳しい
- 借入金額:約1000万円〜1億円
2つの比べると「有担保型」の方は金利が低く多額の資金を借りることができ、返済期間も長いので、大規模なリフォームにおすすめです。
しかし、担保型は審査が厳しいので審査をクリアしなければ借りる事が出来ません。
逆に無担保型は、金利が高いですが返済期間は短く審査も厳しくありません。
有担保に比べて借入金額は低いですが、小規模なリフォームや外構工事におすすめですね。
ローンタイプはそれぞれ金利も違うので自分に合った金利タイプとローンタイプを組み合わせましょう。
リフォームローンの審査について
審査基準は住宅ローンと似ている所もありますが、若干異なる点もあります。
- 完済時の年齢(70歳まで)
- 健康状態
- 担保評価
- 年収
- 勤続年数
- 返済負担率
- 他社からの借入有無
これらは一般的な項目で、金融機関ごとに異なる場合もあります。
①②④⑤は住宅ローンの審査基準と同じですが、③⑥⑦はリフォームローン特有の審査基準となります。
担保の評価額
有担保型だと担保を必要とするので、担保対象がどのくらいの評価額になるかが審査で重要です。
価値が高ければ高いほど審査に有利になります。
特に不動産など持ち家以外に建物を所有している場合は尚更ですね。
返済負担率
返済負担率とは、年収に対して年間の返済総額が占める割合のことで、利用しているローンの総額で割合が出されます。
返済負担率が高いと返済困難になるリスクが高いので審査が通りにくくなります。
20%以内におさめておくと通りやすいです。
他社からの借入有無
他社からの借り入れがあると返済滞納のリスクが考えられるので、審査が通りにくいです。
他社からの借り入れがある場合は、完済してから申し込んだ方が良いですね。
リフォームローンのメリット
住宅ローンに比べて審査が厳しくない
リフォームローンも無担保と有担保型で審査の厳しさが違いますが、住宅ローンと比べると比較的厳しくないです。
小規模なリフォーム工事におすすめのローンですね。
無担保で利用できる場合もある
住宅ローンだと返済滞納時に所有物件が担保とされるので、返済滞納時のリスクが常に付きまとっています。
その反面リフォームローンは、担保なしで借り入れできる無担保型があります。
担保なし・返済期間が短い代わりに金利が高く借入金額も少ないですが、短期間の借り入れがしたい時などにおすすめです。
少額から借入可能
リフォームローンは、10万円など少額から借り入れ可能で、急に工事費用が必要になった時などにも借りられます。
高金利・長期の返済期間・多額の借入金額を契約せずに済みます。
リフォームローンのデメリット
借入金額が低い
リフォームローンの借入金額は無担保・有担保型で異なり、有担保だと約1000万円〜1億円、無担保で約500〜1000万円となっています。
大規模なリフォームやリノベーションでは、新築の建築費用を超える費用になる事もあるので無担保型では正直厳しいです。
そうなると有担保型を受けるしかないので、年収の都合上無担保でしか返済ができない等の方には不都合な借入金額の設定でしょうね。
小規模なリフォームなど借入金額が高額でない場合にリフォームローンは適しています。
金利が高い
住宅ローンは、全体的に金利が1.0%未満と金利が低いですが、リフォームローンは無担保型で2~5%程度、有担保型で約1〜2%となります。
特に無担保型は、金利は高いですが担保無しで返済期間も短いという点から「ローン期間が長引かない」などラッキーに思う方もいるかもしれません。
しかし、短い返済期間内に完済できるように月々の返済額が高くなることもありえるので、短期間とはいえ計画的な支払いを。
最後に、カードローンの金利・審査・メリット・デメリットについて紹介します。
カードローンの金利について
カードローンの金利は、カード会社や契約者によって異なります。
- 500万円 :4.40%
- 400万~499万円 :6.20%
- 350万~399万円 :6.90%
- 250万~349万円:8.00%
- 150万~249万円 :10.50%
- 〜149万円 :12.50%
JCBのクレジットカードのリボ払いでは金利が15.00%~18.00%となっており、ローンの方が金利が低いです。
住宅ローンやリフォームローンでは、金利型によって金利が異なりますが、カードローンでは借入金額によって金利が異なります。
JCBのカードローン「FAITH」の様に一般的に借入金額が高ければ高いほど金利が低くなります。
カードローンの審査について
カードローンの審査は、カード会社の申し込みフォームから入力して審査することがほとんどです。
申し込み時に入力する情報は以下の通りです。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 電話番号
- 希望の借入金額
- 職業
- 年収(前年度の金額を記入し、副業など複数の収入源がある場合は、すべての合計を記入)
- Eメールアドレス
- 他社借入の有無
- 運転免許証の有無(有の場合は運転免許証番号)
これらの入力の他に
- 本人確認書類(運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなど)
- 収入証明書類(源泉徴収票、確定申告書、課税証明書、直近2ヵ月分の給与明細書、納税通知書のいずれか)
の提出が必須です。
これらの情報と信用情報を照らし合わせて審査を行いますが、審査の際に個人情報の確認で勤務先に在籍確認の連絡が行く場合もあるので、事前準備はしておいた方が良いです。
カードローンのメリット
何回でも利用できる
カードローンは返済途中であっても利用限度額の範囲内であれば何回でも借入する事が出来ます。
範囲内であれば何回でも利用できる反面、借入時に取引手数料が発生することがあります。
手数料は返済金額(借入残高)にプラスされるので、借入時に手数料の有無を確認しましょう。
使いみちが自由
カードローンは、事業資金など明確な使い道であれば自由に使えます。
例えば、子供の教育費や家電・家具の購入費用など日常生活で必要に合った時などに使えるローンでもあります。
無担保・無保証人なし
住宅ローンやリフォーム論などは担保が必須条件など利用するに当たり厳しいですが、カードローンは無担保・保証人無しで利用する事が出来ます。
無担保・保証人無しなので、急に資金が必要になった時でも面倒な手続きも踏まずにスムーズに借りることができます。
審査期間が短い
カードローンは、住宅ローンやリフォームローンより緩いので審査期間も短いです。
最短で営業日の翌日には審査結果が出るカード会社もあるので、急にお金が必要になった時にはカードローンがおすすめですね。
借り入れ・返済方法が豊富
カードローンの借り入れ・返済方法は、カード会社やコンビニのATMや口座振込・振替など身近にある金融機関から借り入れ・返済ができるます。
時間もかからずに借り入れ・返済することができます。
カードローンのデメリット
金利が高い
カードローンの金利は下限値と上限値が設定されており、利用者の返済能力や限度額に応じて変動します。
カードローンは元々上限金利が高めに設定されているので、金利が高い借入金額だと利息も増え返済総額が多くなります。
借り入れる際は、金利の事も踏まえて計画的な借り入れ・返済を心掛けましょう。
返済の長期化や滞納する恐れ
返済途中であっても利用限度額の範囲名であれば何回でも借入する事ができるので、ついつい借り過ぎてしまい返済に影響が出てしまうこともあります。
年収を上回る借入金額となると、返済滞納や返済期間が長期化する可能性が高くなるので、不必要な借り入れは控え、最低限の借り入れを意識しましょう。
住宅ローンがおすすめな人

新築建築と同時に外構工事依頼も建築会社に依頼する場合、業者選びや打ち合わせなどに時間がかからず、費用も住宅ローンに組み込めますが、ローンの返済額が高くなります。
返済額が高くなってしまいますが、金銭面で余裕があるなら住宅ローンがおすすめですね。
審査は厳しいですが、厳しい分ローンによる減税や将来への資金確保が計画しやすいなどのメリットもあるので税金対策のために住宅ローンを利用するのも一つの手です。
リフォームローンがおすすめな人

少額で返済期間も短くしたいという方にリフォームローンがおすすめです。
リフォームローンは。10万円など少額から担保なしで借り入れすることができるので、シンプルな工事など少額で短時間で済む工事の場合にリフォームローンが適していますね。
リフォームローンも審査がありますが住宅ローンよりは厳しくないので、金融事故など過去にローン問題が無ければ審査も通ります。
新築の建築会社だと費用を高くしようと余計なデザインも出してくるので、格安でシンプルなデザインが希望の方は工務店などの外構専門業者に頼みましょう。
工務店などの外構専門業者は、費用もですが顧客獲得のためになるべく客の要望通りにしようとしてくれるので、費用も安く抑えることもできるのでリフォームローンを使うなら外構専門業者がおすすめです。
カードローンがおすすめな人

カードローンは、リフォームローン同様少額から借りることができます。
コンビニのATMなど身近な金融機関から借り入れ・返済することができるので面倒くさい手続きもなくスムーズに借りる事ができます。
住宅やリフォームローンのような、面倒な審査もなく基本的な個人情報の確認なので審査自体緩く簡単に借入する事が出来るので、パッパッと借りて済ませたい時などにおすすめですね。
まとめ:【外構工事】使えるローンは3種類!おすすめは〇〇
外構工事に使えるローンについて紹介しました。
外構工事でお金をかけない工事内容であっても新築の場合、外構工費用まで金銭面的余裕がある方は少ないと思います。
外構は家の見た目に関わる場所ですから、外構工事にこだわりを持つ方もいるでしょう。しかし、金銭面の問題から工事をあきらめざる人もいるはずです。
ローン利用というと「借金が増えそう」などマイナスなイメージが根強いですが、無理の内範囲内の借り入れ・期間内の返済をしっかりと行えば借金が増える事もないです。
要は、利用者の使い方次第ですね。
返済不可能になるまでの多額の借り入れは駄目ですが、余裕を持った返済ができるのならローンを利用した方が良いです。
今回紹介したローンの金利・審査・メリット・デメリットを踏まえて、自分に合ったローンを見つけてみてください。

